ソーシャルイノベーションデザイナー(SI-D)資格

SI-D資格:目的


COLPUでは、社会で求められるソーシャル・イノベーション人材を育成するためのプログラム開発を促進し、プログラムが「ソーシャルイノベーションデザイナー」資格教育プログラムに資するものであることを評価するために「社会的認証」を行っております。

SI-D資格:社会的認証とは

COLPUでは、対象となる機関やプログラムの利害関係団体や利害関係者を含む関係者が認証・評価にかかわることにより、社会が求める教育・研修の質が実現されていることを確認するための認証・評価を行っています。
これを「社会的認証」と呼び、地域社会における地域活動団体、地方自治体、企業及び高等教育機関が連携した資格教育プログラムの総合的評価を行っています。

SI-D資格:事業詳細

目的

各資格教育プログラムの成果を可能な限り可視化し、各実施機関における意欲的なプログラムを積極的に評価することで、社会が求めるソーシャル・イノベーション人材の開発を促進すること。

対象

職能資格である「ソーシャルイノベーションデザイナー」に係る特定の講師団と特定の科目群によって編成される資格教育プログラム。

ソーシャルイノベーションデザイナーとしての能力を育成するプログラムを履修し、所定のポイントを取得すれば、認定機関である一般財団法人地域公共人材開発機構によって付与される資格。

SI-D資格:基本的な枠組み

「プログラム審査委員会」により社会的認証を行います。
各プログラム実施機関による自己点検(自己点検評価書の作成)をベースに、一般財団法人地域公共人材開発機構内に構成する「プログラム審査委員会」により社会的認証を行います。

基本的原則

  • 各プログラム実施機関の自主的な取り組みを最大限尊重すること。
  • 各プログラム実施機関の特色を積極的に推進すること。
  • 各プログラム実施機関相互の基盤的資源を共有すること。

評価基準

  1. 目的・教育目標・育成する人材に求められる能力
  2. 教育内容
  3. ポイント認定

評価結果

  1. 適合
  2. 適合(指摘事項付き)
  3. 適合(改善勧告あり)
  4. 保留
  5. 不適合

以上の5種類とします。ただし、保留の場合は、「ソーシャルイノベーションデザイナー」のための教育・研修プログラム実施するための申請手続きも保留されます。

評価期間

  • 3年

社会的認証の費用(未定)

※社会的認証の受審には、地域公共人材開発機構の会員登録が必要です(法人年会費:5万円。)

学習アウトカム

5つの教育要素に対応して、達成する学習アウトカムが設定されています。プログラム実施機関は、この学習アウトカムを達成するために資格教育プログラムを設計します。

※↓横スクロールできます。

教育要素 プロとしての能力
(Professional Competence)
個人の能力
(Personal Competence)
個人の能力
(Personal Competence)
スキル
(Skills)
社会的能力・責任
(Social Competence)
自律
(Autonomy)
LEVEL 7
(説明)
設定された新しく複雑な専門的課題や問題を処理する能力を有し、科学的テーマ内または戦略的な職業活動分野内のプロセスを自律的に管理する野力を有すること。要求の構造は、標準かつ予測不可能な変化を特徴とする。
科学分野の包括的かつ詳細な専門的かつ最先端の知識を有するレベル(修士レベル)に相当する。
または、戦略的職業分野において、包括的な職業知識を有している。
また、隣接分野の幅広い知識を有する。
戦略的問題の解決に関連する専門的な技術または設計コンセプトのスキルを有していること。科学系の修士レベルに相当。
または、職業活動の分野で、情報が不完全な場合でも代替案を検討でき、新しいアイデアや手順を開発・使用し、それを様々な評価基準に照らして評価できる。
設定された複雑なタスクの範囲内で、グループや組織を率いる責任を負い、そのようなグループや組織の仕事の成果を発表する。
他社を対象とした技術開発を推進する。部門に特化した、あるいは部門横断的な議論をリードする。
社会的、経済的文化的な影響を考慮し、新しいアプリケーションや研究志向のタスクの目標を定め、適切な手段を導入し、その目的のために自らの知識を自律的に活用する。
7-1
包括的視点
7-1-1
SICの意義と定義を理解するとともに、設定された教育要素をつなぎ、包括的な知識として身につける。
7-1-2
SIC人材に求められる要素と役割を理解する。
7-1-3
SICの包括的な分野(環境・福祉・心理・ビジネス・教育・生活等々)と各分野に必要なスキルを理解する。
7-1-4
グループや組織、ネットワークがどのような包括的視点を持つべきかの創造的な議論をリードすることができるようになる。
7-1-5
個人としてSICにどのように向き合うかの包括的視点を自ら構築することができるようになる。
7-2
社会構造・
社会課題
7-2-1
社会構造を理解し、社会課題を発見・分析できる専門的な知識を得る。
7-2-2
社会課題の解決策を検討するための専門的な知識を得る。
7-2-3
ある一定の社会課題に関し、その隣接分野に関する幅広い知識を得る。
7-2-4
社会構造・社会課題を分析するとともに、課題解決のための専門的・技術的なスキルを身につける。
7-2-5
社会構造・社会課題をより深く把握・認識するためと、解決策を検討するためのグループワークなどをリードする能力を身につける。
7-2-6
自ら社会課題に向き合う方針、目標を定め、それに対応する自らの行動計画を設定できるようになる。
7-3
起業・
マネジメント
7-3-1
SICに限らず広く経営・人材・財務・プロジェクト管理・統計分析・データサイエンス・ITやSNS・産業メンタルヘルスなどの知識を身につける。
7-3-2
SICに関連する経営・人材・財務・プロジェクト管理・統計分析・データサイエンス・ITやSNS・産業メンタルヘルスなどのスキルを身につける。
7-3-3
実際に起業・マネジメントをしていくために、財務や経営管理・データサイエンス・産業メンタルヘルスなどの専門的な人材ネットワークを築く力を身につける。
7-3-4
自ら、もしくは知人・友人と起業・マネジメントを行う覚悟を持てるようになる。
7-3-5
自己の意識改革を推し進める力を身につける。
7-4
イノベーション
・変革
7-4-1
日本国内のみならず、世界のさまざまな分野におけるSIの実践例や事例研究などの情報を入手する。
7-4-2
SIの諸分野において必要なスキルを理解する。
7-4-3
SIに関する国内外の先進事例の情報収集と分析を、現地訪問やケーススタディもふまえて行う能力を身につける。
7-4-4
先進事例を収集・分析するにあたり、先方との交渉やチームの中での役割を責任を持って遂行できるようになる。
7-4-5
先進事例の評価点を理解し、そのポイントをわかりやすくチームや社会に伝えることができる能力を身につける。
7-4-6
先進事例を学ぶことで、自らの知識を自律的に活用し、新たなSIを生み出すアイデアの創出やビジネスモデルの開発に寄与する能力を身につける。
7-5
実践に資する
実習・演習
7-5-1
リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロール、アート思考など、現場での実践力に資する知識を身につける。
7-5-2
リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロール、アート思考などの現場での実践力に資するスキルを身につける。
7-5-3
リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロール、アート思考などのスキルを活用し、グループや組織を率いる責任を負うとともに、そのグループの組織の成果を発表できるようになる。
7-5-4
リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロール、アート思考などのスキルを活用し、所属するグループや組織が、新たなSIを生み出すことを促す実践力を身につける。

ページの先頭へ